江戸っ子がこだわる粋な小道具 – さるや –


東京・日本橋に店を構える黒文字・楊枝専門店「さるや」

当時江戸名物に数えられた「つま楊枝」は、江戸中期に83軒、文化末期(1815年)には249軒もあった。江戸時代には、主に小間物屋(化粧道具などを売る店)や楊枝専門店の店先で作られ、販売されていたそうだ。

当時の「さるや」の店先は、華やかな振りそでに着かざった武家の子女や、あでやかな町場の女性たちが店先を賑わしている様子が国貞や歌麿の浮世絵で見ることができる。

 

©︎ɑlɑstɑr ó clɑonɑ́ın

 

さるやの楊枝は「金千両」と墨痕(ぼっこん)鮮やかに記した贈答用の桐箱で
「正月早々、千両箱の到来とは縁起がいいねえ」と、江戸っ子らしい洒落を喜ぶお客様が多く、金千両は代々の当主が一年がかりで一つ一つ書き上げるのが 習わしだそうだ。

SHOP INFORMATION

Address : 東京都中央区日本橋室町1-12-5
URL : Official Site
Open hour : 10:00-18:00 / 日曜日お休み

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