コーヒー一杯で、日常の質をちょっぴりあげようじゃないか。

 

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コーヒー一杯で、日常の質をちょっぴりあげようじゃないか。

COFFEE AMP THE ROASTER / 高円寺 (マップ)

俗に言う「お洒落カフェ」を思うと、細部もおろそかにしない服装をまとうファッショニスタたちが優雅なコーヒータイムを愉しむ風景が目に浮かぶ。なんだか敷居が高くて足がすくむが、高円寺のルック商店街の端付近に位置する「COFFEE AMP THE ROASTER」は、万人向けなフレンドリーな空気が流れているので、ちょっとダサくたってお構いなしなのだ。コーヒーを選んでいる最中も飲んでいる最中も、店員は決してお客様を焦らせず、ちょっと時間を潰しにきた人も、じっくりコーヒーを味わいにきた人も、自分のペースでコーヒーを楽しめる緩やかな空間作りがなされている。

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そんな「COFFEE AMP THE ROASTER」の大きな特徴は、生産地や精製方法など生産履歴がしっかりわかる「スペシャルティコーヒー」を提供しているところ。木が基調となる店内に踏み込むと、右手にコーヒー豆のプロフィールが書かれた大きな黒板が。コーヒー愛好家たちは、生産地から標高、豆の品種から精製方法までじっくり目を通しながら、コーヒーを選べるようになっている。

2010年の1月にオープンした「COFFEE AMP THE ROASTER」。誕生のきっかけとなったのは、オーナーの江木寛之さんが10年ほど前に行ったシアトルへの出張だ。当時バリスタをされていた江木さんは、シアトルのローカルなコーヒーシーンに触発され、自身のお店の立ち上げを志すようになったのだとか。コーヒーと付き合いが長い彼にコーヒーの魅力を聞くと、素敵な答えが返ってきた。

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「高い洋服などとは違って、それなりの値段で日常的に愉しむことができるところが好きなんです。飲むと気分があがる。コーヒー一つで、日常の質を少しあげることができるんです。いろんな楽しみ方があると思うんです。たとえばここは、コーヒーを通していろんなお客様とコミュニケーションが取れる場所。スタッフとでも、お客さん同士とでも。でも、家でコーヒー豆をひいてゆっくりと過ごす時間も好きなんです。人それぞれの楽しみ方があるところが、コーヒーの魅力だと感じています」

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看板に書かれた”Good Coffee, Good Time, Good Life”にはそのような思いが込められているのだ。「COFFEE AMP THE ROASTER」ではお気に入りの豆を持ち帰れるのはもちろんのこと、日替わりのToday’sコーヒーからフィルターコーヒー、カフェラテ、カフェモカ、そしてアメリカーノが味わえる。店内は席が二つ、外にはベンチも置かれているので、空いているときはゆっくりしていきたい。

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ルック商店街を歩いていると思わず古着に目が行ってしまうが、そのような物欲すら「COFFEE AMP THE ROASTER」でコーヒーブレイクをとると、ふわっと忘れてしまう気がするのだ。

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COFFEE AMP THE ROASTER (マップ)

営業時間: 12pm-8pm (月〜土) 11am-7pm (日・祝)
定休日: 水曜日
最寄駅:東京メトロ丸ノ内線【新高円寺駅】徒歩3分/JR中央線【高円寺】徒歩10分
インスタグラム: @coffee_amp

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