「はるかなるカレー」は、銀座の秘密のカレー基地
「はるかなるカレー」は、銀座の秘密のカレー基地
はるかなるカレー (地図)
銀座6丁目の路地裏に入ると、びっくりするほどアットホームなカレー屋さんがある。それは、オーナーのはるかさんが自身の名前を文字っている「はるかなるカレー」。スナックのような店内では80年代の洋楽が流れ(多くのお客様はこのBGMにキュンキュンするのだ)、7席とコンパクトな店内にはるかさんが立ち、お昼の12:00からちょっぴり早い夕飯時の18:30までカレーを提供している。
ひとりで切り盛りをする彼女が建物の貸主に「昼間に店をやらないか」と声をかけられたのは、2014年のこと。新潟県出身のはるかさんが「新潟の美味しいお米と野菜で何が作れるだろう」と考えた結果、たどり着いたフードがカレーだったと言う。
さらに素敵なのは、そのロケーション。路地裏にひっそりと佇むからこそ、誰にも見つからずにカレーを食べながら、聞き上手なはるかさんとついあれもこれもと長話ができちゃうのだ。「はるかなるカレー」には銀座であくせく働く社会人から学生さん、ご近所さん、それから老後生活を楽しむおじさまやおばさま、と幅広い年齢層の方々がカレーとはるかさんを求め、ご愛顧されている。
気になるカレーは、季節折々の野菜が7種〜9種ほどカレーの上にどっさり乗ったもの。やや少食な人でも野菜たちを残さず食べれちゃうのは、小麦粉とバター不使用のはるかさん特製スープカレーのおかげ。つい同じものを延々と食べているように感じてしまうカレーだが、毎回異なる野菜を口に運びこめるはるかさんのカレーは、一口一口が新鮮な味わいで、飽きがこないのだ。
閉店時間を過ぎても、お客様のくつろぎ具合によっては営業時間を長引かせることもよくある、と笑いながら話すはるかさん。さらにはご自身も営業中にお酒を嗜み、行き交うお客様との一杯とカレー作りを交代交代に一日を過ごすことも。このようにはるかさんとお客様の間には一切壁がないため、まるで実家に帰ってきたかのような感覚なのだ。そんな「はるかなるカレー」では、ありのままをさらけ出し、気兼ねなくご飯を楽しむのが吉。
はるかなるカレー (地図)
営業時間:12:00-18:30
定休日:不定休
クレジットカード:×
アクセス:東京メトロ銀座線・日比谷線・丸ノ内線「銀座駅」B9出口から徒歩3分
公式サイト:http://harukanarucurry.strikingly.com
ツイッター:@HarukaCurry
※当日の営業の有無は、ツイッターにて更新。
インスタグラム:@harukanaru.curry
これはお客様に描いてもらった絵。